2025年春スタートのNHK連続テレビ小説「あんぱん」は、アンパンマンの生みの親・やなせたかしさんとその妻・暢さんの人生を描いた感動のストーリーです。
注目されているのは、その壮大な物語を支えるロケ地。あんぱんの舞台となる場所や実際に撮影が行われた地を訪ねてみたいという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、「あんぱん 朝ドラ ロケ地」として明らかになっている高知県、茨城県、栃木県の撮影地を詳しくご紹介します。
- 朝ドラ「あんぱん」の主要なロケ地の場所と特徴
- 高知・茨城・栃木での具体的な撮影スポットの紹介
- ロケ地へのアクセス方法や巡り方のポイント
あんぱん朝ドラの主要ロケ地はここ!まず訪れたいのは高知県
連続テレビ小説「あんぱん」の物語は、高知県を舞台に大きく展開されます。
やなせたかしさんの故郷・高知が重要な背景として描かれており、リアルな自然や街並みを活かしたロケが魅力のひとつです。
物語の始まりから中盤までの多くのシーンが高知県内で撮影されており、観光地としても注目度が高まっています。
琴ヶ浜(高知県芸西村)で描かれる青春の1シーン
クランクインの地として選ばれたのが、高知県安芸郡芸西村の「琴ヶ浜」です。
ここでは、主人公・朝田のぶ(今田美桜)が海を眺めながらかき氷を食べる印象的なシーンや、柳井嵩(北村匠海)と弟・千尋が砂浜で遊ぶ場面が撮影されました。
青く広がる海と白い砂浜が、物語に爽やかさと青春の一幕を添えています。
物部川(高知県香美市)での感動のロケ
もうひとつの高知ロケ地として知られるのが、香美市を流れる物部川です。
「ハチキンおのぶ」と称される強く生きるヒロイン像が象徴的に描かれるシーンの一部が、この自然豊かな川のほとりで収録されています。
高知の風土がそのまま映像に溶け込んでおり、ドラマのリアリティを支える大切な背景となっています。
高知の地元メディアや住民の協力もあり、温かみある町の雰囲気が画面越しにも伝わってきます。
朝ドラファンならずとも、ロケ地巡りに訪れたい場所として注目が集まりそうです。
茨城県のあんぱんロケ地:歴史的建築と文化財の数々
「あんぱん」では、高知県に続いて茨城県でも数多くのロケ撮影が行われています。
明治から昭和初期の雰囲気を色濃く残す建築や自然風景が、物語の世界観と見事に調和しています。
文化財に登録されている歴史的建造物を活用することで、時代背景に深みを与えているのが特徴です。
土浦一高(旧土浦中学校本館)で再現された師範学校
主人公・朝田のぶが入学する「高智女子師範学校」のロケ地となったのが、旧茨城県立土浦中学校本館です。
この建物は明治37年建築のゴシック様式で、現在は国の重要文化財に指定されています。
重厚で荘厳な雰囲気の外観は、女子教育に奮闘するのぶの成長を象徴する舞台としてピッタリです。
久慈郡大子町・旧上岡小学校のレトロな学校風景
東京から高知へ転校してきた「柳井たかし」がいじめられる場面の撮影に使われたのが、旧上岡小学校です。
この木造校舎は明治時代に建てられた茨城県内最古の小学校建築として知られ、当時の面影がそのまま残されています。
レトロな教室や黒板、机などが残されており、視聴者に懐かしさと時代の空気感を感じさせます。
古河市雀神社:パン食い競争が行われた舞台
物語の中で、のぶがパン食い競争に参加するシーンの撮影地が、茨城県古河市の雀神社です。
この神社は地元の総鎮守として古くから親しまれ、地域に根ざした雰囲気がドラマにぴったりです。
撮影時には、地元住民もエキストラとして参加し、本物の祭りのような熱気あるシーンが展開されました。
ワープステーション江戸:江戸時代の街並みを再現
さらに、時代設定に応じたロケ地として多用されるのが「ワープステーション江戸」です。
つくばみらい市にあるこの施設は、映画やドラマ撮影用のオープンセットで、「あんぱん」でも街中のシーンなどに使用されています。
主演俳優・二宮和也さんが自身のSNSで撮影を報告するなど、ファンの間でも注目のスポットです。
茨城県内のあちこちに広がるロケ地の魅力は、ドラマの世界を現実で味わえるような体験を提供してくれます。
歴史と文化が息づく茨城ならではの景観は、あんぱんの物語に深みと説得力を与えています。
栃木県にも注目!自然と鉄道が織りなす美しい風景
高知・茨城に続いて、栃木県も「あんぱん」のロケ地として重要な役割を担っています。
雄大な自然と、どこか懐かしさを感じさせる鉄道風景が登場し、物語に郷愁と温かみを加えています。
子ども時代のエピソードや登場人物の心情描写を際立たせるロケーションが多数登場しています。
真岡市・真岡鉄道沿いの小道で機関車と共に
幼少期ののぶが機関車と一緒に走るシーンの撮影が行われたのが、栃木県真岡市の真岡鉄道沿いの小道です。
このシーンでは、のぶの純真さや夢に向かうエネルギーが、蒸気機関車の力強い動きと重なり、視覚的に美しく描かれています。
鉄道ファンにとっても注目のシーンであり、実際に訪れたくなるような魅力が詰まっています。
旧東武鉄道下小代駅舎が「御免与駅」として登場
高知県御免与町にある架空の「御免与駅」のロケ地となったのが、栃木県日光市の旧東武鉄道下小代駅舎です。
この駅舎は1929年に建設された木造駅舎で、2009年に国の登録有形文化財に指定され、趣ある外観がそのまま残されています。
のぶと結太郎が改札で出会う重要な場面が撮影され、レトロな駅舎と自然光が印象的なカットを生み出しています。
栃木のロケ地は、物語のノスタルジックな雰囲気を象徴する重要な背景です。
歴史的価値ある場所を活用したロケ地選定に、制作側のこだわりが感じられます。
あんぱん 朝ドラ ロケ地を巡る旅のまとめ
2025年度前期のNHK朝ドラ「あんぱん」は、全国各地の美しい風景や歴史的建築物を舞台にした感動の物語です。
そのロケ地を実際に訪れることで、ドラマの世界に自分自身が入り込んだような体験ができるでしょう。
ここでは、旅の計画に役立つポイントをいくつかご紹介します。
実際に訪れる前に知っておきたいアクセス情報
例えば、高知県の琴ヶ浜へは、高知市から車で約1時間の場所にあります。
茨城県の土浦一高(旧土浦中学校本館)は、土浦駅からバスや徒歩でアクセス可能です。
旧東武鉄道下小代駅舎も、東武日光線の下小代駅からすぐと、比較的アクセスしやすいのが特徴です。
放送を見ながらロケ地をチェックして楽しもう
ドラマの放送をリアルタイムで追いながら、登場したロケ地をチェックするのも大きな楽しみのひとつです。
NHK公式SNSや、地元フィルムコミッションの発信する情報も参考にすると、より深く「聖地巡礼」が楽しめます。
また、春から夏にかけては各地でイベントや企画展が予定されている可能性もあるため、随時チェックしておくとよいでしょう。
あんぱんの舞台を巡る旅は、ただの観光ではなく、物語の感動を自分の足でたどる体験になります。
放送とともに、ロケ地巡りもぜひ楽しんでみてください。
- 2025年前期の朝ドラ「あんぱん」は実在の人物がモデル
- ロケ地は高知・茨城・栃木の3県にまたがる
- 琴ヶ浜や物部川など高知の自然が舞台に登場
- 土浦一高や旧上岡小学校など歴史建築も活用
- パン食い競争の舞台は茨城県古河市の雀神社
- 栃木県では真岡鉄道沿いや旧駅舎が印象的
- 各ロケ地はアクセスも比較的しやすく巡礼向き
- 放送を見ながらロケ地巡りも一層楽しめる
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