【ネタバレ】『クジャクのダンス、誰が見た？』原作完結！最終回と真犯人の正体とは？

話題のミステリー漫画『クジャクのダンス、誰が見た？』がついに完結しました。

本作は主人公・山下心麦が父親を亡くした火事の真相を追う中で、過去の事件「東賀山事件」との関係を解き明かしていくサスペンスストーリーです。

この記事では、最終回の展開や真犯人の正体、そして作品に隠された謎をネタバレ込みで解説します。

原作を読んでいない方はご注意ください！

『クジャクのダンス、誰が見た？』は原作完結！最終巻の発売日は？

『クジャクのダンス、誰が見た？』は、講談社の漫画誌「Kiss」に連載されていた浅見理都先生によるサスペンス漫画です。

主人公の山下心麦（こむぎ）が、父親の死の真相を追う過程で過去の事件とつながる驚きの事実を知るストーリーが話題を集めました。

2025年2月に最終話が掲載され、単行本は全7巻で完結しました。

単行本は全7巻、最終回は2025年2月に掲載

本作は連載当初から緻密な伏線とサスペンス要素で人気を集め、最終回に向けてさらに注目度が高まっていました。

2025年2月25日、雑誌「Kiss」にて最終話が掲載され、物語が完結。

単行本も全7巻で発売されることが決定し、最終巻は2025年3月13日に発売されました。

ドラマ版と原作で結末は異なる可能性も？

『クジャクのダンス、誰が見た？』は、2025年1月から広瀬すず主演でドラマ化されています。

しかし、原作が完結する前にドラマが放送されているため、ドラマ版と原作の結末が異なる可能性が高いと考えられています。

実際に、ドラマでは「リュックの男」として登場するキャラクターが原作とは異なる設定になっていることが判明しており、最終的な真相がどう描かれるか注目されています。

最終回ネタバレ！真犯人は誰だったのか？

『クジャクのダンス、誰が見た？』の物語の中心となるのは、主人公・山下心麦の父親の死と、過去の「東賀山事件」の真相です。

多くの登場人物が複雑に絡み合い、最後まで真犯人が誰なのか分からない展開が続きましたが、最終回でついに黒幕が明らかになりました。

本章では、事件の全貌と真犯人の正体について詳しく解説します。

黒幕は赤沢京子！動機と犯行の背景

真犯人は、警視庁捜査一課の課長・赤沢正の妻である赤沢京子でした。

彼女は、20年前に起こった「東賀山事件」に深く関与しており、事件を隠蔽するために関係者を次々と口封じしていたのです。

さらに、彼女は東賀山事件の被害者・林川家と個人的なつながりがありました。

林川家の家長・林川安成と不倫関係にあり、その関係を巡るトラブルが事件の発端となっていました。

京子と鳴川弁護士の関係とは？

物語の後半で鍵を握るのが、弁護士の鳴川徹の存在です。

彼は元検事でありながら、京子と共謀して事件の隠蔽に加担していました。

京子は自身の秘密を守るため、鳴川を利用し、法の力を逆手に取って真相を覆い隠そうとしていたのです。

しかし、松風弁護士や心麦たちの執念によって、彼らの関係が暴かれることになります。

なぜ赤沢正は殺されることになったのか？

赤沢正は、最終盤で妻・京子に殺害されるという衝撃的な結末を迎えました。

彼は長年、事件の真相に気づかずにいましたが、次第に妻の不審な行動に疑問を抱くようになります。

そして、彼女の過去を追う中で「廣島育美」との関係を知り、すべてを暴こうとしました。

しかし、京子は夫が真実を知ることを恐れ、睡眠薬を盛って無力化し、ベランダから突き落とすという冷酷な手段に出たのです。

このシーンは、読者に大きな衝撃を与えました。

山下心麦の正体とは？衝撃の事実が判明

『クジャクのダンス、誰が見た？』の終盤では、主人公・山下心麦の本当の出自が明かされます。

彼女はずっと山下春生の実の娘として生きてきましたが、実は衝撃の秘密が隠されていたのです。

ここでは、心麦の出生にまつわる真実と、それが物語に与えた影響について解説します。

心麦は「東賀山事件」の生き残り・林川歌だった

最終回で明らかになったのは、心麦の本当の名前が林川歌であるという事実です。

彼女は20年前に起きた「東賀山事件」で唯一生き残った人物でした。

しかし、彼女の存在を知る人物が何者かによって次々と命を奪われ、彼女自身も自分の本当の出自を知らずに育てられてきたのです。

出生届を偽装した警察関係者たち

心麦の戸籍が山下春生の娘として登録されていたのは、赤沢正・阿波山京一郎・高畑まのか・山下春生の4人が協力し、出生届を偽装したからでした。

東賀山事件の唯一の生き残りである歌は、親戚である津寺井幸太に引き取られる予定でしたが、彼は歌をマスコミに売るつもりだったのです。

それを知った山下春生たちは、彼女を守るために歌を「山下心麦」として届け出、実の娘として育てることを決めました。

なぜ心麦の正体が隠されていたのか？

心麦の正体が隠されていた最大の理由は、真犯人が彼女の存在を危険視していたからです。

東賀山事件の真相を知る者は次々と消されていきましたが、唯一生き残った「歌」も狙われる可能性が高いと考えられていました。

そのため、山下春生たちは彼女を守るために新しい戸籍を作り、安全な環境で育てようとしたのです。

しかし、その事実が明るみに出たことで、心麦の運命は大きく変わっていくことになりました。

東賀山事件の真相と冤罪の行方

『クジャクのダンス、誰が見た？』の物語の核心となるのが、20年前に起きた「東賀山事件」です。

この事件では資産家の林川一家が惨殺され、唯一の生存者・林川歌（心麦）が赤ん坊の頃に救出されました。

事件の犯人として死刑囚・遠藤力郎が捕まりましたが、本当に彼が真犯人だったのでしょうか？

遠藤力郎と遠藤友哉は無実だった！

20年前、警察は林川家の使用人だった遠藤力郎を逮捕しました。

しかし、彼は厳しい取り調べを受け、精神的に追い詰められた末に嘘の自白をしてしまったのです。

力郎の息子・遠藤友哉は父の冤罪を証明しようとしましたが、彼自身も放火殺人の濡れ衣を着せられ、逮捕されてしまいました。

最終回では、松風弁護士や心麦の尽力により、遠藤親子の冤罪が証明され、釈放されることになります。

東賀山事件の本当の犯人とは？

物語の終盤で明らかになったのは、東賀山事件の真犯人は赤沢京子だったという事実です。

京子は、被害者である林川安成と不倫関係にあり、彼とのトラブルが原因で事件が発生しました。

彼女は事件の隠蔽のために関係者を次々と消し、最終的に夫の赤沢正まで殺害してしまったのです。

警察の隠蔽工作とその結末

東賀山事件をめぐる警察の対応も、大きな問題となりました。

当時の捜査では、赤沢正をはじめとする捜査関係者が事件を隠蔽し、無実の遠藤力郎を犯人に仕立て上げました。

さらに、事件の真相を知る人物たちは次々と口封じされ、証拠も意図的に改ざんされていました。

最終的に、松風や心麦たちの奮闘によって、隠された真実が暴かれ、冤罪が晴れることになりました。

まとめ：『クジャクのダンス、誰が見た？』最終回の感想と評価

『クジャクのダンス、誰が見た？』は、緻密な伏線と衝撃的な展開が話題を呼んだミステリー作品でした。

最終回では真犯人・赤沢京子の正体が明らかになり、冤罪が晴れるという結末を迎えました。

しかし、一方で「すべての謎が解決されたわけではない」と感じた読者も多く、ラストの解釈には様々な意見が寄せられています。

サスペンス作品としての完成度

本作は、ミステリー要素と人間ドラマが見事に融合した作品でした。

特に、過去と現在の事件が交錯しながら進んでいく展開は読者を引き込み、次の展開が読めないスリリングな構成となっていました。

また、キャラクターの心理描写も細かく描かれており、赤沢京子の動機や心麦の葛藤が深く共感を呼びました。

読者の反応と考察ポイント

最終回について、読者の間では以下のような意見が見られました。

• 「伏線回収が見事！最初から最後まで緊張感が途切れなかった」
• 「赤沢京子の動機がやや唐突だったのでは？」
• 「心麦の今後が描かれていなかったのが気になる」

特に、冤罪が晴れた後の遠藤親子の行く末や、心麦が自分のルーツをどう受け止めたのかについて、もう少し描写が欲しかったという声もありました。

ドラマ版の展開にも注目！

2025年1月から放送されているドラマ版では、原作とは異なる結末になる可能性が高いと考えられています。

特に、ドラマでは「リュックの男」という新たな要素が加えられており、真犯人の設定が変更される可能性も示唆されています。

原作の結末とどう違いが出るのか、ドラマの最終回にも注目が集まっています。